ブラックダイアルこそ最強:2025年注目の「一生モノ」ブラック盤3選
「予算が限られているなら、まずはブラックダイアル(黒盤)を選びなさい。」
これは時計好きが辿り着く、ある種の真理です。
ビジネスシーンからカジュアル、甚至是フォーマルな席まで、「一振りで何でもこなせる(One Watch for All)」汎用性を持つのがブラックダイアルです。2025年現在、そんな「飽きのこない定番」として、特に注目すべき3本の新作をご紹介します。
- タグ・ホイヤー F1シリーズ CBZ2084.FT8097
~F1発祥75周年を記念した「チタニウム・ブラック」~
ケース径:44mm
素材:チタニウム(ブラックDLCコーティング)
防水:200m15
選ばれる理由:
2025年はF1世界選手権発祥75周年の記念すべき年。タグ・ホイヤーはこの年にふさわしい、力強いブラック盤を投入しました。
従来のスポーティさを残しつつ、グレード2チタニウムを素材に採用。ブラックDLCコーティングを施すことで、重厚感とシルバーやゴールドでは出せない「クールな硬さ」を表現しています。
着け心地の進化: 44mmという大ぶりなサイズながら、ラグ間隔が最適化されており、手首にフィットしやすい設計です。
夜間視認性: NACコーティングされた指針に、白色のルミノバ(Super-LumiNova®)を配し、暗所でも鮮やかなコントラストで時間を読み取れます1。
エアロダイナミクス: デザインはF1マシンの空気力学を彷彿とさせ、アルミニウム製の測速計付きベゼルがアクセント12。
こんな人に: レーシングスピリットを持ち、かつ日常使いも重視する「ハードボイルド」な男性に。 - ブライトリング スーパーオーシャン カルト AB3112241B1S1
~復刻ブームの火付け役、新たなる「B31」搭載~
ケース径:44mm
素材:ステンレススチール
防水:200m13
選ばれる理由:
1950年代~60年代のネオ・ビンテージ(現代に蘇った復刻風)デザインが人気の「スーパーオーシャン カルト」。2025年のフルモデルチェンジで、ブランド初の自社製大三針ムーブメント 「B31」 を搭載しました13。
自社ムーブメント: 振動数28,800、約78時間のパワーリザーブ。COSC(スイス公式天文台)認証を取得した、信頼性の塊です13。
デザイン哲学: 「海とビーチ」をテーマにしたこのシリーズは、過剰なまでの装飾を排しています。黒色セラミックベゼルと、伝統的な「矢印針(時針)」と「槍形針(分針)」が、シンプルでありながらも強い存在感を放ちます。
ラバー&メタル: 黒色のラバーブレスは、メタル風の編み地加工が施され、スポーティとラグジュアリーの絶妙なバランスを保っています13。
こんな人に: シンプルな中にこだわりを持ち、かつ高精度な時計を求めている「スマートカジュアル」派に。 - ブシュロン リヴォルト 10825
~41mmに進化した「ブラックマリーン」~
ケース径:41mm
素材:ステンレススチール
防水:100m1
選ばれる理由:
2025年に発表された新作の中でも、特にバランスの良さが際立つのがこの41mmモデルです。以前の43mmモデルをベースにしながらも、現代の手首サイズに合わせて最適化されています。
十二角形ベゼル: ブシュロンのアイコンである12角形ケースに、ピラミッド状のブラックマリーン(山海紋)文字盤を配しています。光を受けると、文字盤に波打つような陰影が生まれます。
実用的な複雑機構: Valfoux 7750をベースとした自動巻きムーブメントを搭載。3時位置には「曜日+日付」ウィンドウを配置。ビジネスパーソンに必須の機能です。
シルバー&ブラック: ロディウムメッキされた指針と、黒背景のコントラストが非常にシャープ。ビジネスシーンではもちろん、ジャケットを脱いだリラックスシーンでも、その存在感を発揮します1。
こんな人に: 独創的なデザインを好むが、派手すぎるのは好まない、「クラシコ・モダン」な雰囲気を好む人に。
3モデル比較表
ブランド タグ・ホイヤー ブライトリング ブシュロン
モデル F1 クロノ スーパーオーシャンカルト リヴォルト
Ref. CBZ2084.FT8097 AB3112241B1S1 10825
サイズ 44mm 44mm 41mm
ムーブメント Cal.16 自社製 B31 Valjoux 7750
素材 チタニウム ステンレス ステンレス
なぜ2025年も「ブラック」なのか?
今回ご紹介した3本は、いずれも「流行に流されない」設計思想を持っています。
タグ・ホイヤーは「速度」と「革新」。
ブライトリングは「信頼性」と「復刻美学」。
ブシュロンは「個性」と「洗練」。
どれもが、スーツを着ても、Tシャツでも、あるいは海辺でも違和感のない「万能カード」です。
「時計を何百本見たかではなく、ブラックダイアルを何本持っているかが、その人の品格を語る。」
予算が限られているからこそ、迷わず「ブラック」を選びましょう。