“セイコー ルキア”30周年記念数量限定モデル全2種が登場。

セイコーのウィメンズブランド”セイコー ルキア”より、俳優の池田エライザさんとアーティストの三浦大地さんによる限定コラボモデル全2種が登場。2025年11月8日(土)から。ブランド誕生30周年の節目にあたる特別なコラボウオッチだ。

セイコー ルキア LUKIA Grow ELAIZA IKEDA × DAICHI MIURA Limited Edition
■Ref.SSVW242。SS(27.5mm径)。10気圧防水。ソーラー電波(Cal.1B32)。限定800本。9万6800円

セイコー ルキア
LUKIA Grow ELAIZA IKEDA × DAICHI MIURA Limited Edition
本作は、池田さんが時計本体を、三浦さんがスペシャルボックスのデザインを担当。

満天の星空を表現した”SSVW241”は、オールブラックのケースとブレスレットに、ラメを散りばめたデザインの1本。1時・8時位置に、3石のラボグロウン・ダイヤモンドを配置。非対称に配置することで、自然な星々をイメージした。

対となる”SSVW242”は、月の穏やかな光をイメージした1本。シャンパンゴールドとシルバーを組み合わせたケースに、グラデーションを施した白蝶貝の文字盤を採用。中央には月の軌道を象徴するオーバルラインをあしらった。

両モデルの裏ブタには、池田お気に入りの土星モチーフを刻印する。

各ケースサイズは、27.5mm。素材には、ステンレススチールを採用。一部”SSVW242”には、独自開発のプラチナダイヤシールドやシャンパンゴールド色めっきが使われている。

ムーヴメントにはソーラー電波式キャリバー”1B32”を搭載。日本や中国、アメリカ、ドイツの標準電波に対応し、フル充電で約6カ月間駆動する。

セイコー ルキア LUKIA Grow ELAIZA IKEDA × DAICHI MIURA Limited Edition

収納ボックスは三浦さんによるデザインで、星と月の女神をテーマにした幻想的なアートワークを採用。彼の代表的アイコン“ジョシー”と池田さんを重ね合わせたビジュアルが印象的で、作品としても完成度の高い仕上がりだ。さらに、三浦さんがデザインしたクロスと土星モチーフの巾着も付属する。

なお、販売価格は各9万6800円で、それぞれ800本限定となる。

世界三大時計ブランドとは?伝統的な魅力と人気モデルを紹介

高級腕時計の世界には、歴史や技術、品質において頂点に立つ「世界三大時計ブランド」と呼ばれるブランドが存在します。

この記事では、世界三大時計ブランドとして知られる「パテックフィリップ」「オーデマ ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」について詳しく解説します。各ブランドの歴史や特徴、人気モデルを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

世界三大時計ブランドとは?

世界三大時計ブランドと称されるのは、スイスの老舗高級時計ブランド3社です。卓越した品質、伝統技術、芸術性を兼ね備え、世代を超えて受け継がれる芸術品として扱われています。

パテックフィリップ
パテックフィリップは、1839年に創業されたスイスの時計ブランドです。創業以来180年以上にわたり、卓越した時計製造技術と革新を追求し続け、最高級時計ブランドとしての地位を確立しています。

パテックフィリップの腕時計は、一切の妥協を許さない完璧な仕上げと精度、そして優れた耐久性が特徴です。自社製のムーブメントを使用し、長い年月をかけて製作されます。

また、「気持ちを刻み込んで、その時計は受け継がれる。父から子へ、世代から世代へ。」というキャッチコピー(広告キャンペーン)にあるように、世代を超えて受け継がれる価値を持つ腕時計として知られています。

オーデマ ピゲ
オーデマ ピゲは、1875年にスイスで創業された時計ブランドです。創業地のジュウ渓谷は、冬季の副業として時計製造が発展した地域です。

オーデマ ピゲの最大の功績は、1972年に発表された「ロイヤルオーク」でしょう。ロイヤルオークは、ステンレススチール素材を採用した世界初の高級スポーツウォッチで、発表されると同時に「高級時計の常識を覆す」と大きな反響を巻き起こしました。

技術面では、超薄型ムーブメントの開発に優れ、複雑機構と芸術性を融合した時計を生み出しています。現在も毎年約4万本程度の限られた生産量を維持し、高い希少性と品質を保っています。

ヴァシュロン・コンスタンタン
ヴァシュロン・コンスタンタンは、1755年に創業されたスイスの老舗時計ブランドで、伝統技術と革新を融合し、機能美と芸術性を備えたデザインが特徴です。特に美しい装飾技術は「ジュネーブ・シール」と呼ばれる品質証明を受けています。

また、ヴァシュロン・コンスタンタンの象徴である「マルタ十字」は、クオリティとエクセレンスの象徴として知られています。時計職人による手作業の比率が高く、1つ1つの時計に魂が込められています。

世界三大時計ブランドと呼ばれる理由

「パテックフィリップ」「オーデマ ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」が世界三大時計ブランドと呼ばれる理由は、主に以下の共通点にあります。

伝統的な時計製造技術
3社はいずれも長い歴史を持ち、伝統技術を守り続けています。パテックフィリップは1839年、オーデマ ピゲは1875年、ヴァシュロン・コンスタンタンに至っては1755年の創業と、それぞれの歴史が時計製造の発展を支えてきました。

独自の哲学と品質基準
3社は現在も独立系の時計ブランドとして経営されており、大手コングロマリットの傘下に入ることなく、自社の哲学と品質基準を守り続けています。特にパテックフィリップとオーデマ ピゲは今も家族経営が続いています。

卓越した技術力と芸術性
3社の腕時計は、複雑機構や超薄型ムーブメントなど、時計技術の最高峰を追求し続けているだけでなく、手作業による装飾や仕上げにおいても妥協がありません。

生産数の少なさ
3社とも腕時計の量産はせず、年間生産数を限定することで希少性と品質を保っています。パテックフィリップは年間約6万本、オーデマ ピゲは約4万本と、他の高級ブランドに比べて圧倒的に少ない生産数を維持しています。

【世界三大時計ブランド】パテックフィリップの人気モデル
ここでは、パテックフィリップの人気モデルを紹介します。それぞれのモデルには、パテックフィリップならではの卓越した技術と美学が詰まっています。

ノーチラス (7118/1A-001)
ノーチラスは、1976年に発表されたパテックフィリップの代表的なモデルです。ノーチラス (7118/1A-001)は、女性向けモデルで、ブレスバンドの自動巻き時計として、濃い青色のダイヤルが特徴的です。

文字盤は無駄を省いたエレガントなデザインで、12時位置のアラビア数字とバーインデックスが調和しています。洗練された針のデザインが、上品な印象を引き立てます。

スケルトンバックからは精緻な自動巻きムーブメントの動きを鑑賞でき、多くの人を魅了しています。上質なステンレススチールの風合いと相まって、スポーティーながらも高級感あふれる佇まいが魅力の1本です。

関連記事:パテックフィリップのノーチラスはどんな腕時計か

カラトラバ オフィサー (5227J-001)
カラトラバ オフィサーは、パテックフィリップの伝統と格式を最も色濃く反映したドレスウォッチです。カラトラバ オフィサー (5227J-001)は、一目見ただけで気品あふれるデザインが特徴的で、無駄を削ぎ落としたシンプルさが魅力を引き立てています。

裏蓋に採用されたインビジブル・ヒンジ(隠し蝶番)は、一見すると普通のケースバックに見えますが、専用の爪で開くことができ、中のムーブメントを鑑賞できます。

外観はショコラブラウンの上品なアリゲーターストラップと、温かみのあるアイボリーダイヤル、イエローゴールドのケースが見事に調和しています。フォーマルシーンはもちろん、カジュアルシーンにも違和感なく馴染みます。

関連記事:パテックフィリップ カラトラバの魅力とは

コンプリケーション (7121/200G)
パテックフィリップのコンプリケーションは、高度な複雑機構を搭載した腕時計として知られています。コンプリケーション (7121/200G)は、永久カレンダーの一種であるムーンフェイズ(月齢表示)を文字盤に取り入れたモデルです。

手巻き式のキャリバー215PS LUムーブメントが搭載されており、約44時間のパワーリザーブを誇ります。ムーンフェイズ表示は6時位置に設けられ、星空に浮かぶ月の満ち欠けを精緻に再現しています。

デザイン面では、クリーム・グレイン色の柔らかみのある文字盤と、上品な輝きを放つホワイトゴールドケース、高級感あふれるアリゲーターストラップが美しいバランスを取っています。

33mmのケースサイズは女性の手首に理想的なプロポーションを実現し、日常使いからフォーマルな場まで幅広く活躍します。

関連記事:パテックフィリップ コンプリケーションの魅力とは

【世界三大時計ブランド】オーデマ ピゲの人気モデル
続いて、オーデマ ピゲの人気モデルを紹介します。それぞれのモデルが持つ独自の魅力と、オーデマ ピゲならではの高い技術力が感じられるでしょう。

ジュール オーデマ (15056BC.OO.A001CR.02)

ジュール オーデマ (15056BC.OO.A001CR.02)は、オーデマ ピゲの伝統と品格を感じさせるクラシックモデルです。36mmのケースサイズが丸型ケースと見事に調和し、主張しすぎない上品な存在感を放っています。

手巻き式ムーブメントを搭載し、時計を所有する喜びを日々感じられるでしょう。また、シンプルで洗練されたデザインは、オーデマ・ピゲならではの美学が表れています。特に高級レザーベルトとの組み合わせは絶妙で、上質な素材の心地よさを感じさせます。

スーツスタイルに合わせると、腕元から漂う高級感が装いのグレードを一段上げてくれることでしょう。

フレデリック・コンスタント31番目となる自社キャリバーを搭載した、

しっかりとしたパッケージで、多くの価値を提供してくれる。これはまさに私たちが、フレデリック・コンスタントに期待していたものだ。

フレデリック・コンスタントは時流が移り変わるかのように新しいキャリバーを出しているように見える。しかし自社製やマニュファクチュールキャリバーに対する需要は依然として高く、今後もそれが実現するかどうかは疑問だ。そんななか、同ブランドは新しいクラシック パワーリザーブ ビッグデイト マニュファクチュールに搭載した、31番目となるCal.FC-735を発表した。

フレデリック・コンスタント クラシック パワーリザーブ ビッグデイト マニュファクチュール
本作は40mm径×12.19mm厚のステンレスまたは18Kローズゴールドケースで展開。搭載されたキャリバーは、時・分・センターセコンド、ビッグデイト表示、ムーンフェイズ、パワーリザーブインジケーターを備え、かつその操作をすべてひとつのリューズでセッティングできる。ムーブメントは約50時間のパワーリザーブを実現し、基本的なペルラージュ装飾とサークル状のコート・ド・ジュネーブ装飾を施している。文字盤は、SS製のオプションにはホワイトまたはブルーを、18Kゴールド製にはグレーを用意。すべての文字盤はサンレイパターンで仕上げられ、ダイヤモンドカットインデックスを備えている。

新作は11月に正式発売。価格はSSが77万円、18KRGが286万円(ともに税込予価)で発売される(後者は世界限定350本だ)。

我々の考え
フレデリック・コンスタントは、エントリーレベルのコレクターに常にいいものを提供してきた。ウォッチメイキングのクオリティに関して、特に最近の自社製キャリバーの価値について考えると気に入るものがきっとある。同社はFC-700ベースのキャリバーからさまざまな用途に合わせてアレンジする方法を編み出している。つまり、FC(フレデリック・コンスタント)の豊富なラインナップを掘り下げれば、自分のニーズに合った、手頃で楽しい選択肢が見つかる可能性が高いということだ。

フレデリック・コンスタント クラシック パワーリザーブ ビッグデイト マニュファクチュールのリストショット
新しいクラシック パワーリザーブ ビッグデイト マニュファクチュールは、私がこのブランドから選ぶ最初の選択肢ではないが(選ぶならハイライフ ワールドタイマー マニュファクチュールだろう) 、スペックは全体的に適切な条件を満たしている。厚さは12.19mmとやや厚めに見える。ただリューズひとつで日付、ムーンフェイズが調整できて、約50時間のパワーリザーブを確保し、それが5000ドル以下で手に入るというのはとてもいいことのように思える(このスペックを実現したブランドのこだわりに敬意を表したい)。金無垢のほうはちょっとやり過ぎのような気もするが、それにしてもこの素材はもっと高い。

フレデリック・コンスタント クラシック パワーリザーブ ビッグデイト マニュファクチュール
注意して欲しいのが、提供されたムーブメント写真の刻印に、“FC-700”と“26石”と書かれているものもあれば、別の写真には“32石”と書かれているものがあることだ。私がこれまでに見たほかのフレデリック・コンスタントの時計では、そのテキストが適切なキャリバーへと更新されているため、誰かがモックアップ(模型)のプレースホルダーの写真を取り込んだのではないかと思う(編集注記:ブランドに確認したところ、同商品の石数は32石が正しい)。ただフレデリック・コンスタントの仕上げは全体的にかなり一貫しているので、この写真は最終的に私たちが期待していいものを表しているとは思う。いい仕上げだが値段は手頃であり、コストパフォーマンスに優れた時計づくりを提供している。

基本情報
ブランド: フレデリック・コンスタント(Frederique Constant)
モデル名: クラシック パワーリザーブ ビッグデイト マニュファクチュール(Classic Power Reserve Big Date Manufacture)
型番: FC-735G3H9(RG、グレーダイヤル)、FC-735N3H6(SS、ブルーダイヤル)、FC-735S3H6(SS、ホワイトダイヤル)

直径: 40mm
厚さ: 12.19mm
ケース素材: 18Kローズゴールドまたはステンレススティール
文字盤: グレー、ブルー、ホワイト(いずれもサンレイ仕上げ)
インデックス: アプライド(ダイヤモンドカット)
夜光: なし
防水性能: 30m(RG)、50m(SS)
ストラップ/ブレスレット: アリゲーターレザーストラップ、フォールディングバックル

フレデリック・コンスタント クラシック パワーリザーブ ビッグデイト マニュファクチュールに搭載されたCal.FC-735
ムーブメント情報
キャリバー: FC-735
機能: 時・分・センターセコンド、ビッグデイト表示、パワーリザーブインジケーター、ムーンフェイズ
パワーリザーブ: 約50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 32
追加情報: すべての機能をリューズで調整可能、ペルラージュ&サーキュラー・コート・ド・ジュネーブ装飾

価格 & 発売時期
価格: 18KRGは1万9995ドル(日本円で約291万1000円)、SSは4995ドル(日本円で約72万7000円)
発売時期: 2023年11月予定
限定: あり、RGのみ世界限定350本

シチズン シリーズエイトから3つの限定モデルが登場

3つの新しいシリーズエイトの限定モデルは、夜の雪や夜明けのビルといった東京の街並みをダイヤルで表現しました。

シチズンは、同ブランドの代名詞である光発電のエコ・ドライブムーブメントとは対照的な存在である、機械式時計製造をテーマとしたシリーズエイトで3つの新しい限定モデルを発表し、秋の訪れを告げました。これらの新しいリファレンスは東京の街並みと、移りゆく光のムードを直接的に表現することで、そのテーマを前進させています。

Citizen Series8
シチズン シリーズエイト 880 メカニカル NB6035-55H。

 全3モデルはステンレススティール(SS)製のケースとブレスレットを使用しています。880 メカニカル(NB6035-55H)はグレーとイエローゴールドのめっきを施し、サイズは直径41.0mm×厚さ13.5mm。890 メカニカル(NB6060-58H)はSS、もう一方のモデル(NB6062-52P)はイエローゴールドカラーのめっきで、どちらもサイズは直径42.6mm×厚さ11.7mmです。シリーズエイト 890ラインの詳細についてはマークによる実機レビュー、またはジェームズによるGMTモデルのレビューをチェックしてください。

Citizen Series8
シチズン シリーズエイト 890 メカニカル NB6060-58H。

 880モデルのムーブメントには、独立して時針をジャンプさせることができるGMT機能(別名“フライヤーGMT”)付きのCal.9054が、890モデルにはCal.9051を搭載しています。どちらも自動巻きと手巻きの両方に対応し、秒針停止機能も備えており、シースルーバックからムーブメントを見ることができます。9054のパワーリザーブは50時間、9051は約42時間。防水性能は880が100m、890が200mで、シチズンがこれらの時計を都市での使用だけでなく、さまざまな場面で着用することを意図していることを示唆しています。

 ダイヤルデザインは、さまざまな日本の都市の景観をテーマにしています。880は雪の上に反射する街の光を思わせるホワイトからブラックへのグラデーションが特徴で、ベゼルとインデックスにはゴールドのアクセントを施しています。SS製の890は、夜明けのビルの影からインスピレーションを得た幾何学的なシルバーダイヤルが特徴であり、ゴールドめっきを施した890は、夜の街を表現した幾何学的なゴールドダイヤルを備えています。

Citizen Series8
シチズン シリーズエイト 890 メカニカル NB6062-52P。

 各モデルにはケース仕上げに合わせたSS製ブレスレットが付属します。880 メカニカル(NB6035-55H)は世界で1600本限定で、価格は24万2000円。890 メカニカルのSSのNB6060-58Hは19万8000円、イエローゴールドのめっきを施したNB6062-52Pは20万9000円(すべて税込)で、それぞれ1200本限定です。3モデルとも現在発売中で、詳細は以下で確認できます。

我々の考え
3つのなかで、私が最も引かれるのは880です。街の光に照らされたアスファルトに降る雪という、よりコンセプト的な表現を試みたシチズンの姿勢を評価しますし、ゴールドのアクセントが入ったグラデーションダイヤルは間違いなく個性を加えています。890のモデルはある意味でよりシンプルで普段使いを想像しやすく、そのなかでも“夜明け”をテーマにしたシルバーモデルは最も汎用性が高く控えめであり、そのモノクロームな外観が気に入っています。

Citizen Series8
 私が大胆にも提案できるとすれば、私の理想は880と890を組み合わせた、仮に885と呼ぶモデル。880のGMT機能と、よりモノクローム(そしてテクスチャーのある)な890のスタイルを組み合わせたいのです。現状では全体的に880が私の好みですが、シルバーの890が写真では最も魅力的です。それでもこれらは実際に手に取って見る必要がある類の時計であり、グラデーションダイヤルやゴールドのめっき仕上げは光の当たり方によって大きく印象が変わるでしょう。しかし全体として、特にこの価格帯において、これはシチズンからの強力なリリースだと思われます。

基本情報
ブランド: シチズン(Citizen)
モデル名: シチズン シリーズエイト 880 メカニカル& 890 メカニカル(Series 8 Limited Edition 880 & 890 Mechanical)
型番: NB6035-55H(880)/ NB6060-58H (890 SS)、 NB6062-52P (890 ゴールド)

直径: 41.0mm(880)/42.6mm(890)
厚さ: 13.5mm(880)/11.7mm(890)
ケース素材: グレーおよびイエローゴールドめっきを施したステンレススティール(880)/SS(890 SS)、イエローゴールドカラーめっきを施したSS(890 ゴールド)
文字盤色: ゴールドアクセントをあしらった、ホワイトからブラックへのグラデーション(880)/幾何学的なシルバー(890 SS)、幾何学的なゴールド(890 ゴールド)
インデックス: ケースのアクセントとしてマッチするアプライド
夜光: 針とインデックス
防水性能: 100m(880)、200m(890)
ストラップ/ブレスレット: ケース仕上げに合わせたSS製ブレスレット

ムーブメント情報
キャリバー: 9054(880)、9051(890)
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示、秒針停止機能、GMT機能(880のみ)
パワーリザーブ: 約50時間(880)、約42時間(890)
巻き上げ方式: 自動巻き(手巻き付き)
振動数: 2万8800振動/時
石数: 24
クロノメーター認定: なし
追加情報: 日常のデバイスに対する耐磁性、シースルーバック

新しいツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールドを紹介させて欲しい。

まずはケースの素材から始めよう。ハニーゴールドはA.ランゲ&ゾーネの独自の合金だ。私が初めてこの素材を知ったのはWatches & Wondersの期間中だった。非常に長い夕食のあと、ジュネーブでのバスの後部座席で、同僚のジェームズ・ステイシーが自身の運命の時計(ハニーゴールドのランゲ1)について話してくれたのだ。その話に心を奪われたが、ひどい痛みとフロマージュのせいで気絶しそうだったため、それを脳のどこかに埋めてしまった。それからというもの、人々がこのハニーゴールドの名前を聖なる神であるかのように、神聖さを感じさせるような雰囲気で口々にしていたのを聞き続けた。数え切れないほどの漠然とした話題のなかで、独自の合金について話すのが大好きだが、ハニーゴールドは違うと感じた。本当にかけがえのないものだと思ったのだ(だじゃれを許して)。

 それから少し調べてみた。

A.ランゲ&ゾーネ ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールド
 ハニーゴールドは信じられないほどの耐久性を備え、ほかのどのゴールドよりもはるかに傷に強い。実際、プラチナよりも耐久性が高いため、加工が非常に難しくなっている。パラジウムの含有量が多いのではないかという憶測もあるが、ケンタッキーフライドチキンやコカ・コーラと同様、ブレンドレシピは秘密であるため、その全貌を知ることはできないだろう。

 特にチャイムウォッチを、さまざまな金属の音波特性で考えると興味深い。「プラチナはそれほど派手な音ではないが非常にきれいで、ピンクゴールドは暖かみがあり、ホワイトゴールドはより音量が大きい」と、製品開発ディレクターであり、熱心なドラマーでもあるアンソニー・デ・ハス(Anthony de Haas)氏は話す。「ハニーゴールドは密度の高さからプラチナのようなピュアな響きを奏でるが、プラチナよりわずかに暖かみがあります」。

 審美的にも、照明によって暖かくなったり冷たくなったりするのがハニーゴールドの魅力である。ローズよりも銅色が少なく、イエローよりも派手でないハニーゴールドは、A.ランゲ&ゾーネの美学に沿った繊細な輝きを放つ。

 このツァイトヴェルクは直径44.2mm、厚さ14.1mmだが、ランゲの複雑時計はデザイン的に大きいのではなく、理由がある上で大きいのだ。この時計のなかではいろいろなことが起きている。まず十進式ミニッツリピーターについて。これは4分の1単位ではなく、10分の1単位で作動している。なお同複雑機構はランゲではなく、はるか昔にムッシュ・ブレゲが発明したものである。10分刻みはデジタル表示に完璧にフィットする。読み取れる内容を正確に聞くことができるからだ。要するにこれはデジタルウォッチなのだ。例えば7時52分なら、低い音のゴングが7回、高い音のゴングが5回、さらに高い音のゴングが2回鳴るということだ。

A.ランゲ&ゾーネのムーブメント
 チャイムが鳴っているあいだは、数字ディスクの切り替え動作は遅れる。リピーターを叩いているあいだに新しい分になった場合、時分のジャンプはそのシーケンスが終了したときにのみ発生し、次の数字ディスクの切り替えサイクルは秒針が60秒のマークを通過したときに通常のタイミングで行われる。まるで魔法のような感じだ。

 この時計には、スライド式ではなくプッシュ式ボタンが採用されている。これにより、別個のバネにテンションをかけておくが必要なく、ゼンマイをツインバレルにすることで十分なエネルギーを得ることができる。またリピーターのシーケンスが途中で中断されたり、誤作動で時計が停止したりしないようにするために、残りのパワーリザーブが12時間を切ると、ハンマー打ち機構は作動しなくなる。それを示すのが12時位置のパワーリザーブインジケーター表示にある赤い点だ。

A.ランゲ&ゾーネ ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールドの瞬転数字式表示機構
 ハンマー打ち機構が作動していない場合、時計が完全に巻かれているときのパワーリザーブは約36時間だ。ハス氏によると、時計のチャイム音を12時59分(最も長い音のサイクルで鳴り終わるまで20秒かかる)で13回鳴らしても、12時間分のパワーリザーブは残るという。私にはこの計算がまったく理解できないが、彼の言葉を信じることにしよう。

我々の考え
ランゲ教団に新たに入教した者として、ツァイトヴェルク・ミニッツリピーターは明らかな興奮を覚える時計ではなかった。私の基準では、巨大で複雑な猛獣だ。しかし、気まぐれなものと産業的なものという完璧な二律背反をランゲ流に打ち出すという点では、遊び心がある。第1に、機械式デジタルウォッチというアイデアはまだ私が受け入れきれていないものだ。大きな開口部の窓は工業的な印象を与えるが、当初は躊躇していた。慣れるまでに多少時間がかかるのは、まあ、ほかにそのような例がないからだ。しかし私が何よりも評価しているのは、衝撃を与え、そして誘惑し、虜にするその能力である。

 結局のところ消化しにくいデザインだが、ただひとたび誰もが理解すれば、よろこびとなるようなデザインを推し進めることができる。(ジョン・)ガリアーノがヴェルサイユのオランジェリーで行った、1999年秋冬のクリスチャン・ディオールのクチュールショーのようなものだ。このショーは、会場にいたすべてのクチュールの観客に衝撃を与えた、ファッション史に残る革新的なショーとなった。これこそ真のクリエイティブの才能である。

A.ランゲ&ゾーネ ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールド
 ミニッツリピーターはあまり好きではない。もし50万ドルの余裕があったとしても、やはり私の手には負えないだろう。小さなハンマーの音を聞くたびに、私はWatch & WondersのPTSD(心的外傷後ストレス障害)になる。まるでパレクスポに音速でタイムスリップするようだ(私の意志に反して!)。しかしミニッツリピーターにはどこか古めかしい雰囲気があり、デジタル表示のツァイトヴェルクはそれに逆らっているように見える。この時計はデザインがとてもモダンで変わっているため、私はOKサインを出した。グレーの文字盤、Tシャツのような形をした“タイムブリッジ”、あまりクールでもなく暖かくもないハニーゴールド、ランゲのフォントなど、どれもバランスが取れていて、控えめで、私でも夢中になれる。鳴り終わるまで20秒かかる12時59分の打刻も待てるかも!

基本情報
ブランド: A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)
モデル名: ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールド
型番: 147.050F

直径: 44.2mm
厚さ: 14.1mm
ケース素材: ハニーゴールド
文字盤: シルバー925、グレー(タイムブリッジはロジウム仕上げの洋銀製シルバー)
ストラップ/ブレスレット: 手縫いのダークブラウンレザーベルト、18Kハニーゴールド製と 18KWG製フォールディングバックル

A.ランゲ&ゾーネ ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールドに搭載された、Cal.L043.5
ムーブメント情報
キャリバー: L043.5
機能: 瞬転数字表示式時分表示・スモールセコンド(ストップセコンド)、パワーリザーブインジケーター、十進ミニッツリピーターを搭載したハンマー打ち機構
直径: 37.7mm
厚さ: 10.9mm
パワーリザーブ: 約36時間(完全巻き上げ状態で、ハンマー打ち機構が作動していない場合)
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 1万8800振動/時
石数: 93
追加情報: コンスタントフォースエスケープメント

価格 & 発売時期
価格: 要問い合わせ
発売時期: 一部のA.ランゲ&ゾーネブティック
限定: あり、世界限定30本

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