オメガ新作シーマスター3選、本当に“毎日使える”のか?2026年レビュー

2026年、オメガはシーマスター ファミリーから3本の新作を発表した。
プラネットオーシャン、アクアテラ、そしてウルトラディープ——
いずれも「潜水表」としてカテゴライズされるが、果たしてどれも、
スーツの袖から覗く通勤時や、週末のカフェ、あるいはプール潜水中まで、
本当に「毎日使える」一本として成立しているのか。
実際に数週間、陸上と水中の両方で使い続け、その実用性を検証した。

プラネットオーシャン 600Mは、本当にビジネスシーンでも違和感なく着けられるのか?

45.5mmというサイズは確かに存在感があるが、チタン製ケースのおかげで重量は約130gと軽量。
実際の装着感は、「目立つが主張しすぎない」バランスが取れている。

ブラックセラミックベゼルにブルーのLiquidmetal™インデックスという組み合わせは、
フォーマルな場でも落ち着いた上品さを放つ。
特に、ネイビーのジャケットやグレーのスーツとの相性は抜群だ。

ムーブメントはCal. 8900で、マスタークロノメーター認定を取得。
15,000ガウスの耐磁性能があるため、スマートフォンやPCの近くでも精度が乱れない。
600m防水は日常には過剰だが、その信頼性が「安心感」として心地よい。

アクアテラ 150Mは、本当に“海の香り”を、毎日の生活に溶け込ませられるのか?

グリーンの波紋模様ダイヤルにブラウンレザーストラップ——
見た目は穏やかだが、実は奥深い。このモデルは、1990年代に誕生した「陸上の海馬」であり、
海へのオマージュを、あくまで控えめに表現するという哲学を持つ。

41mmのサイズは男女問わず着けやすく、
厚さ12.7mmと比較的スリムなので、シャツのカフスにも引っかかりにくい。
防水は150mと他の2本より低めだが、手洗いや雨天、週末のマリンスポーツには十分。

Cal. 8900ムーブメントを搭載し、5年保証も付帯。
これは「海に行かない日でも、海の気分を味わえる」一本だと言える。

ウルトラディープ 6000Mは、本当に“毎日使える”のか?

答えは明確だ——日常には向かない。
55mm径、28mm厚、重量約210g——これは「時計」ではなく、「深海探査機のコントロールパネル」のような存在感だ。
ドアノブに引っかかる、シャツの袖からはみ出す、テーブルに置くと存在感が圧倒的。

ただし、それが欠点ではない。
これは、マリアナ海溝最深部(10,925m)でテストされた実績を持つ、技術の結晶だ。
日常では使わないが、所有しているという事実そのものが、
「人類がどこまで到達できたか」という問いに対する静かな答えになる。

価格は¥128,000(約285万4,000円)——
これは「買うもの」ではなく、「継承するもの」だ。

結局、どれを選ぶべきなのか?

  • 「毎日着けても恥ずかしくない、本格的な一本が欲しい」 → プラネットオーシャン
  • 「海の雰囲気を、さりげなく日常に取り入れたい」 → アクアテラ
  • 「技術の頂点を、腕元に留めておきたい」 → ウルトラディープ

オメガは今回、「潜水表」というカテゴリを、単なる機能の集合体から、 ライフスタイルの延長線上にある選択肢へと再定義した
2026年、シーマスターはもはや「海のためだけの時計」ではなく、
あなたの日常を、少しだけ深く、少しだけ広くしてくれる相棒となっている。